廟の庭 茨城県つくば市 T邸



以前公開しました 庭の縮小・大改造 つくば市T邸 の庭です

ある目的のために約30年前に造られていた庭を10年前に解体して更地にし

その更地の用も済んだのでまた庭を造りたいとの依頼です


庭があって自分があるとまで言うご主人です

大まかなプランは出来上がっています

その線に沿って細かい所は任せるって言って頂きました


ご主人のイメージは廟だそうです

廟・・・・

結構な難題です

あくまでもイメージ・・・・ ですが

余りにも抽象的です

ご主人と話しながらどんどんイメージを膨らませるしかありません





句碑の台            


ご主人の趣味の俳句の句碑を作りたいそうです

その台を作る事から始めます


うちの在庫に韓国製の13層塔があります

もう今は韓国製の石材は殆ど手に入りません

材質・加工共にとてもいいです

ご主人はだいぶ前から狙っていました

まずそれを建てます

なぜ塔から????? って思いますよね

これの台石の線や周りの縁石との幅を全てこれに合わせます

加工を最低限にする為です

次に

6尺の縁石で六角形の基礎を作り

その上に3尺の縁石でもう一段基礎を作ります

さらにその周りを敷石で囲み

さらにその周りを縁石で囲みます




植栽や手水鉢で形を整えていきます





車止め兼歩道と敷石敷き        


駐車場の車止めを兼ねた歩道を作ります

以前 敷石で低いテラスを作ったのですが

それももっと広くします






今年はここまで

続きは石屋さんに塀を作ってもらってその後に造ります




半年後


変則的な枯山水                          


これを枯山水と呼んでいいのかとは思いますが

ご主人の指示で石屋さんが石塀と植木の囲いを作りました

そこに私が琴柱灯篭を据え

ごろた石と砂利で枯山水を表現します







句碑も出来上がり設置されました




手前の灯篭はオリジナルの灯篭です


    

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